ちなみに風邪の原因は、薄い毛布で身を包みながら寝た夜に、猛烈に空気が冷え込んだからだ。
(瞑想をしているからと言って、いきなり超人になるわけではないだろう)
ところで風邪を引いてすぐの時は、1分の瞑想もできなくなった。体力がもたない。
たとえば歩きながらの瞑想も「歩くことに集中する」よりも「雑念」に身を委ねるほうが楽だった。
しかし、ようやく30分坐れるようになっても、まだ雑念が消えていくスピードが遅い。
風邪をひく前のような、集中度の高まりは感じられずにいる状態だ。
逆に、ふだん瞑想をしている時は、相対的には高い集中レベルを発揮していたのだなと気付かされる。
なんとももどかしいが「悪い瞑想はない」と自分を励ます。
運動にもリハビリ期間はあるし、瞑想だって同じだろう。
逆に、瞑想をすることによって、いま自分がどれぐらいのコンディションにあるのかが分かる、とも思った。定点観測のようなものだ。
一見、体力が回復してきているようであっても、瞑想に集中しきれないということは、まだ意識は完全に回復しきっていないのだ。
ひとつ良かったことは、風邪を引いている時は何かとネガティブになりがちだが、その環状のレベルは弱かったこと。
病み上がりに雑念が次々に浮かんできても、そのマイナスの影響度も弱く感じたことだ。
あとひとつは、まさに風邪で寝込んでいる最中に「心地良い呼吸」に集中すると、まるで体調が悪いのが嘘のように、心地良く眠れたことだ。
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